東京で仕事を見つけたからと言って何も考えずに飛びついた結果、あとになって後悔するケースがある。東京で仕事を探すうえで注意すべきポイントを見ていこう。
1つ目は転勤の有無や頻度である。東京の会社に就職できたのであれば、できればそのまま生活の基盤も東京に置いておきたいと考えるのは不思議なことではない。しかし、思わぬ転勤命令がそれを阻むこともよくある。そこで、就職を考えている会社の転勤事情について、ある程度情報を集めたうえで就職するか決めることが重要になる。募集要項に転勤がない旨の記載があったのであればいいが、そうでない場合は別のポイントに目を向けることが大切だ。例えば、全国に支店を持つ会社に営業職として入社する場合は転勤の可能性は高くなる。一方、経理や人事など、本社機能に近い役割を担う職種であれば、地方の支社に転勤を命じられるケースは低くなると言える。また、口コミサイトに転勤にまつわる体験談が書かれていることもあるので、目を通しておくのもいいだろう。
2つ目は、生活コストの高さである。東京で生活するうえでは、その生活コストの高さと上手く付き合うことが必要不可欠になる。とりわけ、家賃の高さは最も大きな問題になりえる。念願かなって東京の会社に就職できても。毎月家計がギリギリの生活を続けるのは精神的にも良くない。この点をカバーするために、住宅手当や社員寮がある会社の志望度を上げるのもいいだろう。ただし、永続的に恩恵を受けられる場合だけでなく、入社何年目までという制限が設けられていることもあるので、その点もしっかり調べておくことが肝要である。
東京には様々な会社が存在している。その中から自分に合った仕事を見つけ出すのは大変なことではあるが、上京してから後悔しないためにも東京での仕事探しは慎重に進めていく必要がある。